「マナーのことを、よく知りません。」「教わっていないので、わかりません。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
知らなければ出来ないのは当たり前。 でもわからないままに、知ろうとしないのなら、それは自分の責任でもあります。 何か特別に難しいことをしなけれなならないのではなく、ちょっとした「気遣いを “形” にする」と思えば、それほど負担を感じることはない・・のではないでしょうか。
わからないことが「わかる」ようになるために、“頭” を使います。 大人であれば理由付けも必要です。 「取り敢えず、やって!」と言われるより、「こんな理由があるから・・」と言われた方が、自身で納得して動く事ができます。
とはいえ、わかっていてもやらない人もいます。 やる・やらないは、その人の仕事に対する、または生き方に対する “意欲” の問題です。 折角学んだのであれば、少しずつでも生かした方が、何よりもその人のためになります。
そして、やってはいるものの「出来ているかどうか」は、第三者の意見が重要になってきます。 出来ていると思っているのは、本人だけということも十分に考えられるからです。 何度も何度もやってみて、無意識で出来るようになる。 それが他の人から見ても出来ていれば、本当の「出来ている」になります。
そして何よりも大切なのは、強い意志を持って「やり続ける」こと。 マナーは一度覚えれば一生ものです。 ただ、やり続けなければ、いつの間にか “おざなり” になってしまうもの・・。 身体で覚えたことをやり続ける。 そこにはコミュニケーションに対する “前向きな心” も必要です。
・人に挨拶する時、自分が座っていたら必ず「立つ」。
・アイコンタクトを取りながら、笑顔で話す。
・一方的に話さずに、相手の言うことも共感しながら聴く。
マナーを身につけ、自然にできるようになっていても、今ので良かったのかどうか、出来ているかどうかを自己チェックする・・更に、人に聞いてみる。 意識しながら日々続けていくことが、自分のレベルアップに繋がってくのだと思います。
私自身、自分の所作や言葉遣いがとても気になります。 マナー研修の後に、受講生の皆さんに書いていただく「振り返り」が、私にとっての大切な指標。
皆さんから “お手本” と思っていただけるように、これからも精進して参ります。
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