怒りの感情について、もう少し考えてみたいと思います。　「怒り」は “防衛” 感情であることは以前にお話ししました。　防衛感情は “自分の身を守る” ための感情で、他の動物にはなく、人間だけが “自分の身を守る” ために怒ります。　では何から、自分の身を守ろうとしているのか、自分の何が侵されることが許せないのか・・。

「世の中にはたくさんの考え方があって、いろんな考え方の人がいて、そんないろんな考えの人たちと上手いこと折り合って・・」ということが、狭い世界に生きていると、何となく頭ではわかっていても、理解・納得できないまま過ごしてしまうことが考えられます。　実際に自分の周りを見ても、生まれてからずっとここ秩父の中だけで生活している人がほとんどです。　一家言お持ちの方が多い・・。
ただ地方だけではなく、都会であっても「ダイバー・シティ」が注目されているということは、自分と異なる考え方・見た目・人種などを受け入れることがなかなか難しい・・方が、多いのかもしれません。

自分の意見がいかに正しいか、自分はいかに正当性があるかを訴えたところで、逆にその人の「自己肯定感の低さ」が伝わってしまうだけなのだということを、わかっていただければなぁ・・と思います。　それって、結構恥ずかしいというか、自分の弱さを露呈していることに気が付いてほしい。
常に「人と比べて優位に立ちたい」気持ちはわからなくはないけど、それを「怒り」の感情で人に伝えたり、大きな声で威嚇して、人に「言うことを聞かせる」行為って、やはり健全な人間関係からは程遠いのではないかと思います。

そして、そういう人と関わらなければいけない時は相手に敬意を払いつつ、こちらがつぶされないようにしなければなりません。　そのための第一歩は「聴いてあげること」。　やはり共感を持ったコミュニケーションが大切なのです。

FIND Chichibu（広域秩父産業連携フォーラム）の幹事会がリモート開催されました。　会議なら是非今後もリモートで行ってほしいです。　飲み会は残念ながらリアルが良いですね・・と言っても、お酒は飲めないのですが。　「人と会って話す」いうことがどういうことなのか、今、世界中で考えられているのでしょう。