横浜に本社のある、一部上場企業さまから「企業スタッフカウンセリング」のご依頼をいただき、人事部の皆さまと品川で打合せをしてきました。
全国にいらっしゃる女性総合職の方々の悩みや問題点を、リモートで聴いてもらうことはできないか・・のことでした。　職種の関係もあり、圧倒的に男性の多い職場のため、女性同士で気安く相談のできない職場環境にあり、職場になれてきた２～3年で結婚も含めて、離職される方が多いのだそうです。

男性は職場の悩みや愚痴やプライベートでの困り事も、先輩や同僚と “一杯やる” ことで発散できるという、長い長い歴史があります。　でも、女性にはそれがなかなかできない。　男女雇用機会均等法による女性の職場進出とか、管理職登用とか言われたところで、メンターとなる先輩もおらず、自分がどこを目指したら良いのかよくわからないし、もしかしたら、自己肯定感にも繋がらない。
一緒に働く男性の中には頭ではわかっていても「女なんかに・・！」とか「女のくせに・・！」と思われている方もいらっしゃるのでしょう。　それって、確実に本人に伝わってしまいます。
更に友達同士ではなく、職場の女性同士って、プライベートにまで関われる雰囲気ではないのではないかな・・とも思います。　特に女性の総合職さんと一般職さんとは・・。

会社からのご提案は「リモートによるグループでの座談会」でしたが、皆さんもご承知の通り!?、リモート飲み会ですら話す人と話さない人との差が激しいし、仕事がらみの悩みや本音をみんなの前で言うはずがない・・ので、個別の「パーソナルカウンセリング」を提案させていただきました。　私と一対一で現状の勤務状況を伺うことからはじめて、徐々に悩み事や不本意に感じていることなどを伺えれば・・と思います。　培ってきたヒアリングの技術を生かして、お役に立てれば幸いです。

こんなふうに女性の職場環境を整え、大切な人材として企業全体で育てていこう。　結婚・出産を乗り越えて長くかかわってもらいたい・・という会社の姿勢は、働く女性の一人として本当に有難いですし、手探りながらも最初の一歩を踏み出そうとしている、取り組みに対する強い意志を感じ、素晴らしい企業さまとご縁をいただいたことに改めて感謝致します。

GINZA・SIXに勤務している次女がお休みだったので、品川の駅前の公園でひと休みしたりお茶したり・・。　次女も頑張って働いている女性の一人なので、他では愚痴れない話を聴いてあげられて、・・良かった。