自分の周りの若い方たちを見ても(自分の子供も含めて)独身者ばっかりです。 本の題名を見て初めて「そうか!日本の少子化対策は失敗だったのか!」と気づかされました。 少子化対策の前に「結婚対策」がないし・・。
諸外国と日本との比較の中に、1.女性差別が少ない 2.結婚した方が生活のレベルが維持できる 3.子育ては成人までで終わり、世間体意識が弱い ことが挙げられています。 こういった意識の「差」を考えずに、諸外国と同じような少子化対策対策を進めてしまったとしたら、そりゃ失敗するよね・・!
1.は、日本の中で何故か当たり前になっていて、公務員ですら微妙な差があるのではと思います。 民間企業ならなおさらでしょう。 かくいう私もこういった差別には「?!」と思いながら、「仕方ない」で済ませてしまいました。 これって、なかなか簡単には変革できない。
2.は、同棲が何とも思われず、結婚しなくても子供を出産するケースが半数を占める国々と、日本を比較するのは所詮無理だと思います。 結婚した方が住居費はじめ諸経費が浮くので・・とありましたが、日本では結婚するまでの間(特に地方では)、実家に住むケースが多いので、やはりこの考え方は成り立たないでしょう。
3.ま、日本って「世間体」の塊だから・・。 そして「パラサイトシングル」の言葉もあるように、学校が終わってからでも独身者が家に居続けるのは、普通にあることだし。
女性たちが個人的にレベルアップを目指している姿は、本当に素晴らしいと思います。 新入従業員研修でも女性たちの本気度は、男性をはるかに上回ります。 でもそれは将来の “結婚” のためなのではなく、「自分自身のスキルを上げていきたい!」と純粋に思われている気がします。
本を読んでいて、一番に思ったことは(本には触れられていなかったことなのですが)「日本の女性は “結婚” そのものに魅力を感じられないのでは・・」と思います。 結婚後の負担が、男性と比べてあまりに大きい。 よっぽど素敵な男性が現れない限り、そしてその男性が自分に好意を持ってくれる・・のでなれば、気に入ったお友達と毎日楽しく過ごせるような方向性を持つことは、逆に不自然ではないと思います。
女性のレベルアップ研修が、私自身の今後の課題なので、またいろいろ考えてみます。
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