『宮前昌美のマナー&マネジメント』も4回目となり、10月も終わりに近づいてきました。早いものです。
今回は前回に引き続き、アンガーマネジメントで「怒らずに済ませるために出来ること・・感情を配分してみる」として、お話いたしました。
実際のところ、なんで怒っているのか分からないで怒っている方が多かったり、必要のない怒りに振り回されている方も結構いらっしゃるのです。 「その怒りは 今、必要ですか? 怒らずに済ませることは出来ませんか?!」という問いかけを自分自身にしてみてはいかがでしょう。
怒る必要のあることには上手に怒りましょう。 我慢して怒りたいことを伝えないままだと、相手はまた同じ間違いをすることが考えられます。怒っても良いんです。くれぐれも怒りを我慢しましょうということではありません。 ただ怒らなくても済ませられる・・のであれば、また更に、“今” 怒る必要のないことであれば、少し時間をおいてから冷静に話すことはできないでしょうか。
自分の中の「べき」、自分がとらわれているもの(価値観)を客観視することで、自身を俯瞰することが可能になります。 「あ、自分はこんなことにこだわっているのか。」「この人のこんな物言いに腹を立てているのか。」と、怒りの真ん中から少しだけ離れてみる。離れてようやく見えること・・自分の価値観やこだわりを知ることは、とても大切だと思います。
そしてもう一つ、他人をコントロールしようと思わないこと。変わらない他人(自分以外の第三者)に対してイライラするよりも自分の考え方を変えた方が、圧倒的にスピードも早くエネルギーもかかりません。 急には変えられないことを承知の上で、トレーニングとして怒りのコントロールを続けることが重要だと思います。
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