秩父ライオンズクラブさまから「卓話」のお話しをいただきました。4年ほど前にもマナーについて、お話しをさせていただいたことがあります。定例報告会もあって研修そのものは45分程度とのことなので、「アンガーマネジメント」ではなく「ヒアリング」研修の提案を致しました。
クレームはもちろんのこと、自分にとって不本意な意見を言われたり、提案をされたりすると、説明をしたくなりませんか⁈ 「いや、そんなつもりではなくて・・。」「ですから、私の言いたいことは・・。」「つまり、こんなふうにご理解いただきたく・・。」なんて、つい言い訳したくなって、この手のセリフはいくらでも出てきそうです。
「ヒアリング」って、一旦 “聴く” こと。 そんなことわかっているよ!と言われそうですが、共感を持って相手の言うことをそのまま受け止めるって、結構難しいのではないでしょうか。 言い訳を全くしないで相手の言い分を静かに聴ける人が、いったい何人いらっしゃるか・・。
この静かに聴くことが、自己コントロールに繋がると考えられます。 ①自分の言いたいことを一旦引っ込めて、聴くことに徹する。②最後の最後に少しだけ伝える。出来るだけ正論は避けて、自分の言葉で、穏やかな表現で話す。 自己コントロールが出来なければ、「ああ言えばこう言う」状態に陥りかねません。
自分自身、傾聴には気を遣っています。アンガーも含めて様々な「価値観」を受け入れる姿勢を持たなければ、自己主張のみの “嫌な奴” になりかねないからです。 ただ私の周りにもお手本となる方が沢山いらっしゃいます。 「あ、そこは言い訳しないんだ!さすが!!」という例を知っていれば、その方をメンターとして私も自己コントロールしようという気持ちになります。
傾聴し、共感することで様々な価値観を知る・・そんなことの積み重ねが「人」を作っていくのではないかと思うのです。
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