所用があって、埼玉県庁まで行って来ました。浦和駅に降りたのも、21年ぶりのことです。
浦和駅の西口を出て、県庁通りに向かう道の角に立った時「ああ、そうだ・・この道だ。」と、こみ上げてくるものがありました。 県庁の隣、緩いカーブを曲がったその先の浦和地方裁判所まで、離婚裁判で何度も通った道だったからです。
その頃は本当にどうして良いかわからず、子育ても仕事も、もちろん経済的にも不安だらけの毎日でした。 ただただ弁護士の言葉を信じ、この裁判で勝って新しい自分を作り、これから先まだまだ生きていかなければならない。 子供達をしっかりと育てなければならない・・と、一歩一歩踏みしめるように歩いた道でした。
おかげさまで子育ても無事終わり、定年も迎えることができました。自分のチビ会社も立ち上げられ、たくさんの人々に支えられながら、ここまで歩んでくることが出来ました。・・本当に感謝しかありません。
こみあげてくるものを噛みしめしながら、そして改めて一歩一歩を踏みしめながら、これからも謙虚にしなやかに、そして真摯に歩んでいこうと思います。
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